週休2日制と完全週休制2日の違い

転職理由に休日の少なさを挙げる人は、次の職場では休日数を重視して求人票を見ることが多くなります。たとえば、前職はブラック企業で休みが少なすぎたから、週に二日は体を休められる企業を探したいという人もいるでしょう。

この場合に求人票を見ていると、週休2日制または完全週休2日というように休みについての表現が違うことが分かるかもしれません。転職先を探す場合、この言葉の意味を理解しないと、自分自身のライフスタイルに影響が出る可能性があります。

完全週休2日制と週休2日制の言葉の違いを知るためには、求人票の勤務スタイルを合わせてチェックすると分かりやすくなります。一般的な働き方は1日8時間・週40時間労働です。中にはシフト制や3交代制という仕事もあります。

完全週休2日という場合は、毎週2日間の休みがあるということです。「土日休」といったケースがこれにあたるでしょう。一方、週休2日制は「月内に連続した2日間の休みを置く週もあるが、それ以外は1日以上休みを与える制度」ととらえましょう。いわゆるシフト制のような制度で、「交替制によって連休もあるが、今週は月曜と木曜が休み」というように1日ずつの休みが点在することがあります。

休日に関しては、面接のときに確認をしましょう。ただし、土日祝日が必ずしも休日にあたることはありません。飲食サービス業やエッセンシャルワーカーなどは、24時間365日業務にあたるケースもあります。夜勤のシフトがある、年中無休の企業で働く場合も要注意です。たとえば介護施設や入院設備のある病院も夜勤のシフトがあるため、仕事探しをする際の休日事情の確認は必須です。