働きやすさと休日数の関係

求人情報を見る際に気になる項目の一つが年間休日です。しかし、実際に記載されている年間休日が、一般的に見て多いか少ないかの判断が難しいケースもあるかもしれません。転職先の情報を正確に読み取るためには、年間日数についてしっかり押さえておく必要があります。

年間休日とは、会社が独自で決めている1年間の合計の休日日数のことです。毎週必ず取れる休日のほかに、祝日やお盆休み、年末年始や会社独自の記念日など、所属する会社の就業規則に定められている休日がそれに当たります。

ただし、この年間休日には有給休暇は含まれません。有給休暇というのは、労働基準法で定められた法定休暇であって、企業が定めたものでは無いからです。育児休暇や介護休暇も労働基準法で定められた休暇のため、年間休日には含まれません。

企業によって、定められている年間休日の日数は異なります。例えば、土日のみの完全週休2日制の場合、年間休日は約102〜105日程度です。さらに祝日やお盆休み、年末年始の長期休暇も含む場合は、年間休日は120〜130日程度となります。祝日やお盆休み、年末年始などの長期休暇が含まれるか含まれないかによって、年間約15日間もの差があるということになります。

こうした休日の有無によっても、働きやすさは全く異なってきます。つまり、年間休日はその企業での働きやすさを判断するための一つの目安となり得るということが分かります。転職時の求人情報では、年間休日も必ずチェックするようにしましょう。